「清水富美加」復帰作に“不幸”なケチ 「幸福」教祖の親子ゲンカ

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

“けじめをつける”

 それだけではない。実は、この映画にはもう一つ“いわく”があったのだ。

 さる芸能記者が言う。

「今年、1月1日に長男が、自身のインスタグラムに、意味深な書き込みをして話題となりました。教団の映画製作などをする芸能事務所の社長を務め、役者としても活動していたのですが、長男はプロダクションとの契約を終了するだけでなく、教団の職員も退職すると表明したのです」

 教団関係者が解説する。

「プロダクション経営について父親と喧嘩になったのです。会社を採算がとれるようにしろと言われたのですが、教団のプロパガンダがメインですから経営は厳しいものがある。しかも、長男は学生時代にバンド活動をやったりして、宗教にあまり興味がない。自分の好きな映画作りは続けるようですが、教団の映画には嫌気が差してしまったのです」

 この点について、幸福の科学グループ広報局は、

「本年1月に当グループの映像事業研究所所長に就任し、新事業に向けて精力的に取り組みつつ、映画のプロモーションについても既にTV等様々行っており、今後も舞台挨拶に出演する等、活発に行う予定です」

 と言うのだが、長男は、教団が新事業に就いたと説明する1月末のインスタグラムへの書き込みに、

《退職するという結論に変わりはありません。(略)けじめをつけるべき所はつけ、筋を通すべき所は通して、自分のやるべき仕事を全うしていきたいと思っております》

 と綴ったのだ。出家して来た先の“跡継ぎ”が、今度は“出家”してしまうというのだから、清水も複雑な心境であるに違いない。

 もっとも、再デビュー後の仕事という点では、

「今回の映画以降も、幸福の科学グループで製作の映画10本以上が予定されています」(幸福の科学)

 というから、彼女にとっては不幸中の幸いか?

週刊新潮 2018年5月17日号掲載

ワイド特集「野に薫風 世に暴風」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。