セクハラ次官代行「矢野康治」官房長 次の次が見えて“ヒラメ化”?

政治週刊新潮 2018年5月3・10日号掲載

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「正義感と論理の人」――。それが省内の「矢野評」である。否、「であった」とすべきか。福田淳一氏の事実上の首を受け、次官の不在を代行として埋める矢野康治官房長(55)は「次の次」の次官が見えて、ヒラメ化した?

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 官房長は事務次官、主計局長に次ぐポストであり、官房長経験者は過去11代続けて次官に就任。つまり、1985年に入省後、大臣官房文書課でキャリアをスタートさせ、2005年には財政健全化を謳った著書を上梓した矢野氏も、「次の次」を射程に収めているのだ。ちなみに次官に就任すれば一橋大卒として初となる。さるベテラン記者に聞くと、

「去年の7月に官房長になりましたが、誰も想像だにしなかった。“能力としては中の下かなぁ”とOBが話していたことがあります。彼は菅さん(義偉・官房長官)の秘書官をやっていたんですよ。『消費税10%』が悲願の省としては官房長官との距離感が大事だから矢野が推薦されたんでしょう」

 もっとも、

「主計局の中でも、総務課の企画担当主計官(主計企画官)は予算フレームを決めるところで、各年次の出世頭が就く。歴代の大物次官がみな経たポストを矢野はすっ飛ばしている……」(同)

 その他、ざっと矢野評を拾ってみると、

「官房長官の秘書官時代はよく飲むし、ずーっと喋ってたよ。財政規律とか仕事の話が多い。女性が好きなのは福田と同じで、女性からのアポは入りやすい(笑)。最近は年齢のせいか酔うと舟を漕いじゃうみたいです」(政治部デスク)

「自分が正しいと思ったら、上司でも政治家にでも直言する。だから、骨のある人間が好きな人には重宝される。で、酔うと熱い話をアレコレしますから、ウザがられたりすることはあるかも……」(財務省関係者)

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