映画4作品で60億円! EXILEの“体育会系接待”は業界No.1

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先見の明と環境の厳しさ

 筋骨隆々としたEXILEのメンバーが整列するのだから、ひょっとすると威圧感を覚えるのではないかと妙な心配をしてしまうが、それは全くの杞憂だという。

「接待される側にとって、嬉しくないはずがないですよ。体育会のノリが心底嫌いという人は少数派でしょう。何よりも『EXILEという鉄の軍団が、グループ全体で歓待します』というメッセージを発しているわけです。責任ある立場の人であればあるほど、心意気を評価するのではないでしょうか」(同・テレビ局関係者)

 これまではアイドル映画を筆頭に、「歌をヒットさせるために映画も撮る」のが王道だとされていた。だがEXILEは、「自ら映画にも力を入れ、音楽も買ってもらうようにする」と目論んでいるようだ。

 アルバムが売れなくなったことが背景だとは素人でも気づく。ファンでも音楽コンテンツに、2000円は払わないようになっている。その代わり映画の前売り券を購入してもらおうとしているのだ。

 冷静な分析と行動力はさすがだが、音楽より映画のほうがヒットの量産は難しいだろう。EXILEビジネスも、我々が端で見ているほどは盤石ではなく、関係者の毎日は綱渡りなのかもしれない。

週刊新潮WEB取材班

2018年5月4日掲載

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