統一教会「桜田淳子」の本格復帰を可能にした「実家の事情」

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過去の清算

 加えて、

「桜田の騒動から25年を超え、霊感商法の危険性が風化してしまっている」

 とは、この被害者支援に取り組む紀藤正樹弁護士。

「昨年、テレビで評論家が“芸能人としての桜田と信者としての桜田を切り離して考えるべき”と述べていましたが、霊感商法への風当たりが強かった頃から見れば考えられません。未だ被害相談は、年間100件を超えています。決して警戒を怠ってよい団体ではない」

 世間で薄まったアレルギーが桜田復帰の追い風になってしまっている、というのである。

 当の統一教会は、「ご指摘にある件数の被害相談が寄せられることなどあり得ない」と反論。が、この問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏は手厳しく、

「桜田は、これまで教会の広告塔として機能してきました。桜田さんの影響で入信し、被害に遭った方も少なからずいる。そうした過去を清算せずに、復帰などとは、到底許されることではありません」

 この声は彼女に届くのか。

週刊新潮 2018年2月22日号掲載

ワイド特集「雪の華」より

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