「相棒」再放送 ホントはやめたほうがいいけど、そうはいかないテレ朝の“事情”

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再放送で稼ぐ

 さらに「相棒」という強力な下支えも危ういという。

「テレ朝は夕方に『相棒』や『科捜研』の再放送を流していますが、業界ではさすがに飽きられてきているのではないかと見ています。特に『相棒』の再放送は、毎週ドラマ部門の10位以内に必ずランクインするほどで、10%程度をキープしています。再放送でそれだけ稼げるのはうらやましい限りですが、逆にレギュラー放送のほうが、かつてに比べると視聴率を落としているんです。かつては平均20%獲ったシリーズがいまや15%行くかどうか。あれだけ毎日放送されていたら、さすがに飽きるだろうと」(前出・プロデユーサー)

 例えば、昨年12月4日~10日の1週間のドラマ視聴率のベスト10を見てみると。

1位「木曜ドラマ・ドクターX・外科医・大門未知子」テレ朝:21.6%
2位「連続テレビ小説・わろてんか」NHK総合:20.7%
3位「日曜劇場・陸王」TBS:17.5%
4位「奥様は、取り扱い注意・最終回」日テレ:14.1%
5位「相棒」テレ朝:13.6%
6位「金曜ドラマ・コウノドリ」TBS:12.3%
7位「おんな城主直虎」NHK総合:12.0%
8位「相棒」テレ朝:10.4%
9位「最終回直前!ドクターX大感謝祭ドクターX#5」テレ朝:9.4%
10位「ドクターX最終回直前!・ドクターY・外科医・加地秀樹・2」テレ朝:8.8%

 ベスト10内にテレ朝ドラマは5つもランクインしている。だが、8位以下はいずれも再放送である。

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