“超人女子”津吹アイリ、陸上との出会いは「先輩が怖くなさそうだったから」

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腹筋1000回

「陸上って、試合では自分の出番でない時は、ずっと待機で暇なんです。それで陸上四種を始めました。さらに、高校からは七種競技をやっています」

 七種競技は、初日が100メートルハードル、走高跳、砲丸投げ、200メートル走、2日目は走幅跳、やり投げ、800メートル走を立て続けに行う過酷な競技。彼女は、中学時代から全国大会に出場し、昨年は日本選手権の標準記録を突破した。日頃のトレーニングメニューを聞くと、

「筋トレは週に5日。高校時代は腹筋を1000回こなしていましたが、今はハムストリングやお尻の筋肉を鍛えています。バーベルを持ちながらの踏み台昇降100回は普通ですね。100キロの重りを持ってスクワットをします」

 さらに日によって、全力疾走で600メートルを6本走ることも。その結果、身長167センチの引き締まった身体のうち、約4割にあたる20キロは、筋肉が占めるという。

「トレーニングのない休日はバイトをしたり、買い物に行ったり。あと読書が好きで、太宰治や村上春樹を読んだりしています。やりたいことが多いので、1日40時間ぐらいあればいいのにと思っています」

 6月の日本選手権を最後に現役から退き、海外留学を考えているという彼女。番組出演で注目を集めたとなれば、今後、芸能界からお声が掛かっても不思議ではないが、

「私は面白いことも言えないので、向いていないと思っています。いずれは体育の先生になりたいのですが、まずは一般企業に就職するつもりです。社会経験もなしに子供の進路指導なんて出来ないでしょ」

 少々もったいないような気もするが、鍛え上げられたハムストリング同様に、彼女の意志は固いようである。

週刊新潮 2018年2月15日号掲載

ワイド特集「雪にかいた『告発状』」より

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