日本女子アイスホッケー、“南北合同チーム”に圧勝で文大統領が青ざめる

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「勝って当然」

 辺氏は続けて、

「実力は李洛淵(イナギョン)首相が『(韓国チームは)メダル圏外』と口を滑らした通りです」

 としつつも、

「合同チーム結成が決まった時は、文在寅大統領が批判されたり支持率が下がるなどしました。が、韓国の人は喉元過ぎれば熱さ忘れるところがある。仮に日本に勝つようなことがあれば『やはり合同でよかった』と喜び、大統領の支持率も上がるでしょう。反対に、これまでのようにボロ負けすれば『それなら単独チームでよかったじゃないか』と批判が高まり、支持率は急落すると思います」

 日本戦はいわば文政権にとって“賭け”だというのだが、世界ランクで大きく上回るだけでなく、スマイルジャパンは只今、絶好調。先月下旬には壮行試合で格上のドイツ(7位)、チェコ(8位)と2試合ずつ戦い、4連勝を収めている。

 日本アイスホッケー連盟元強化本部長の坂井寿如(としゆき)氏が言う。

「この前の4試合を見ても勝負強くなっており、相手のいい攻撃を早めに封じ込める戦いができるようになっています。南北合同チームには、実力的には勝って当然ですが、今回は完全アウェーの上、相手には『日本だけには』という思いがある」

 大統領が青ざめることになりそうだ。

週刊新潮 2018年2月15日号掲載

特集「『平昌五輪』雪原のROE交戦規定」より

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