自称“派閥のナンバー2” 線香配布「茂木大臣」の永田町での嫌われぶり

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弱い犬ほど…

 そんな中、自分以外は誰もナンバー2と認めてくれない茂木氏はこんな動きをしていた。ある額賀派幹部によると、

「茂木が派内の連中に電話したりしているみたい。“裏切るようなことをしたら次の選挙での公認はない。安倍首相の了解も得ている”とね。安倍さんがそう言うわけないのに。弱い犬ほどよく吠えるんですよ」

 権力の中枢ゆえに、その本性が図らずも露見する永田町では、蛇蝎の如く嫌われる茂木氏であった。

 そんな顔とは裏腹に地元では、彼に「総理大臣」の4文字を見る有権者は少なくない。その高い評価は、手帖、香典、そして線香配布と3点セット至れりつくせりであることと無縁ではなかろう。損得で動く政治家と有権者。これ以上の御神酒徳利もあるまい。

週刊新潮 2018年2月8日号掲載

特集「磐石の『安倍総理』が思わず離席! 公選法違反を承知で配布 『茂木』大臣のウソを暴く買収線香『50人リスト』」より

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