出演者はノッポばかりの「BG」 主演「キムタク」救済の遠近法

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キムタクが立つと

 もちろん、主役を守り立てるためにビジュアル面の工夫も怠っていない。

「身長176センチのキムタクに対して、江口や斎藤、間宮といった出演者は皆、高身長です。中でも184センチの斎藤と共演する際は背の高さが分からないように撮っており、第1話で相対するシーンでも、画像を斜めにしたり、遠近法を使って身長差が出ないようにしているのが分かります」(先の制作プロダクション関係者)

「打ち合わせ」のシーンではキムタクが立っているときは斎藤が座り、斎藤が立っているときはキムタクが座るといった涙ぐましい工夫も。

 それにしても、これほどの俳優を揃えると、心配になってくるのが制作費で、広告代理店の関係者が言うのだ。

「『BG』はキャスティング費用だけで1話あたり3000万円を超えており、制作費全体では1億円を上回ると見られています。テレビ朝日で同じ時間帯(木曜21時)の『ドクターX』が1話7000万〜9000万円なので、ドル箱ドラマよりコストがかかっている。テレビ局としては視聴率20%は欲しいところでしょう」

「キムタク神話」をガードし続けるのも楽な話ではないのだ。

週刊新潮 2018年2月8日号掲載

ワイド特集「人生ホワイトアウト」より

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