「武井咲」産休で「芳根京子」が生みの苦しみ 「海月姫」大苦戦

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はじめに主演ありき

 武井の結婚&妊娠の発表があったのは昨年9月1日。ドラマの制作スタッフにはその前日に初めて知らされたのだという。当然、一同真っ青になり、慌てて最初から企画を練り直す羽目に。

「1月の初回放送に間に合わせるためには、遅くとも12月初旬にはクランクインしないといけません。でも、あの時点で主役級の役者さんを探すのはとても無理。それで、ここはスケジュールを確保できている芳根さんの主演に賭けてみようとなったんです」(同)

 つまり、今回の月9は、スッタモンダの末に、急遽、芳根京子の主演ありきで、彼女に見合うドラマの企画を後から当てはめるという、通常の流れではあり得ない苦肉の策から生まれたものだったのだ。

「『海月姫』自体は、アニメ化もフジでしたし、近いうちに実写版も作る予定だったそうです。だから、キャスティングと同時並行で脚本も何とか間に合ったと聞いています」(芸能記者)

 そんなやっつけ感たっぷりのせいか、初回視聴率は月9史上ワースト2位を記録。それでも、肝心のドラマの出来について辛口コラムニストの林操氏は、

「月9にしては華やかさに欠け、台湾のどたばたドラマを観ているような気もするんですが、正直、出来が悪いとは思いませんでした。特に芳根京子はかなりの熱演で、本当に演技が上手い。初回を観た限りでは他の配役も的確ですし、いい味を出していましたね」

 と、意外にも高評価である。誰かさんの“産休”のせいで、視聴率獲得という、とんだ生みの苦しみを味わうことになってしまった芳根だが、今後の展開しだいでは、案ずるより生むが易しとなるかも?

週刊新潮 2018年2月1日号掲載

ワイド特集「縁は異なもの味なもの」

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