「はれのひ」社長が熱唱していた“帰れない二人” 今後の処分は

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「帰れない二人」

 ちなみに、それは、井上陽水。ただ、〈探しものは何ですか〉の歌詞でお馴染みの「夢の中へ」ではなく、「帰れない二人」と「心もよう」の2曲だという。

「最後の日に、篠ちゃんが歌ったのは、そのうちの『帰れない二人』でした。いまから思えば、意味深なタイトル。でも、篠ちゃんは、抱っこヒモで抱えた娘をあやしている妻を前にして、熱唱していました」(同)

 今後、篠崎社長を取り巻く捜査網はどのように敷かれていくのか。

「捜査の中心を担うのは、神奈川県警の捜査2課です。警視庁も八王子署で被害者からの相談を受け付け、県警をサポートする役回りとなりそうです」

 と、神奈川県警詰めの記者が解説する。

「捜査のポイントになるのは、顧客から代金を受け取った時点で、会社が潰れることをわかっていたかどうかです。もし、承知していたのなら、最初から商品を提供するつもりはなく、騙そうとしていたわけですから、詐欺罪に問われる可能性が高くなる。また、篠崎社長は公の場で謝罪もせず、逃げ回っています。となれば、証拠隠滅の恐れもありますから、神奈川県警はすぐにも家宅捜索などの強制捜査に乗り出すかもしれません」(同)

 20代の美人妻と0歳娘とともに、篠崎社長はいつまで逃避行を続けるつもりなのか。これ以上、新成人女性に振袖を探し求めさせるわけにもいくまい。

週刊新潮 2018年1月25日号掲載

特集「道連れは『20代美人妻』と『0歳娘』 探しものは振袖だった『はれのひ』社長の『井上陽水』」より

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