有働アナと食事、坂本冬美と噂も… 「星野仙一さん」プレイボーイ伝説

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“勘弁してくれ”

 病魔に打ち勝つことは叶わなかったものの、星野氏を語るうえで欠かせないフレーズは、“燃える男”“闘将”である。

 東京六大学リーグ時代の同期で、長年の付き合いがあるスポーツジャーナリストの吉見健明氏によれば、

「鉄拳制裁は、日常茶飯事と言っていいくらい。例えば、中日の監督時代、入団した有望株の新人がヤクザと女性絡みでトラブルになった。その新人はヤクザに右頬をボコボコに殴られ、宿舎に戻ってきました。仙ちゃんは事情を聞き、ヤクザの親分に“勘弁してくれ”と頭を下げに行ったのです。そして、宿舎に戻るなり、新人の左頬の方をボコボコに殴りつけた。彼は腫れが引くまで宿舎に閉じ込められ、謹慎していました」

 むろん、試合でも怠慢なプレーやミスをした選手には容赦なく拳を振り上げたが、後々のケアも忘れなかった。

「コーチを間に入れ“お前を買ってるからこそなんだよ”と言わせたり、また、活躍すれば、監督賞として賞金を出したり、ロレックスの時計をプレゼントするのです。さらに、選手の奥さんの誕生日には花を贈ることを欠かしませんでした」(同)

 星野氏自身は、21年前、妻・扶沙子さんを白血病で喪っている。しかし、2人の娘から、“お母さんのために再婚しないでほしい”と懇願され、忠実にそれを守っていたという。

「とはいえ、浮いた話がなかったわけではありません。確か、フリーアナの福島敦子さんとのロマンスが噂になったことが。それから、NHKの有働由美子アナとはよく食事をしていました。仙ちゃんの生まれ故郷の倉敷に住む親しい友人が、“有働さんと結婚すればいいのに……”とふと漏らしたこともあった。最後は、歌手の坂本冬美さんとの関係が取り沙汰された。でも、本人は“会ったこともない”と否定していました」(同)

 日本の球界に偉大な足跡を残したモテ男の“闘将”は色を好む英雄でもあったか。

週刊新潮 2018年1月18日号掲載

ワイド特集「始末に困る人」より

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