ジャニーズに対抗? オスカーが“男劇団”でイケメンビジネスに参入の衝撃

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「男性の人生に責任」

 どうして“宿題”が積み残っていたのか。オスカープロモーションが男性のマネジメントを行ってこなかった理由を訊くと、興味深い回答が返ってきた。

「弊社はモデル事務所としてスタートしました。そして70~80年代は、男性モデルの人生に責任を持つことが大変だったんです。男性モデルは年を重ねるごとに仕事が激減します。『大学を卒業した時にモデルも引退、企業に就職』というのが、ある種の理想的な展開でした。最悪は『辞め時を失って貯金が底をつき』というパターンです。女性のモデルも競争に生き残るのは大変でしたが、当時は結婚して引退するという道があった。社長の古賀(誠一氏)と『まずは自分たちが責任を持てる女性のモデルから仕事をしよう』と決めたのは、そういう背景がありました」

 その後、オスカーは順調に成長を遂げ、多くの才能を自社で養成してきた。ノウハウの蓄積と「男性の人生にも責任が持てる」との自信から、「男劇団 青山表参道X」を誕生させたわけだ。そしてファンへのアピールポイントは、ずばり男たちの「美貌」だという。

「目標はアイドルの育成ではありません。アイドルは可愛くても人気が出ます。しかし弊社は、モデル事務所が原点です。『男劇団 青山表参道X』のメンバーも、全員がモデルとして通用します。背が高く、正真正銘のいい男ばかりです。この方向性こそが、弊社の力が最も発揮できるという自負があるんです」

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