「井岡一翔」不在で“王座返上”の不自然 父子は絶縁状態

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 WBA世界フライ級王者・井岡一翔(28)が王座を返上した。9日、父でトレーナーの一法氏が会見で明かしたもので、大手紙ボクシング担当記者によると、

「“結婚してから練習ができていない”“プライベートに時間が取られている”と語り、息子が“色ボケ”していることを示唆。そのせいで、5月に結婚した妻で歌手の谷村奈南のSNSが炎上しています」

 もっとも、この新妻への批判はお門違いだ。

 というのも、この会見に一翔は同席していない。これほど大事な決断に“本人不在”、それどころかコメントすらしていない(14日現在)というのは、どう考えても不自然ではないか。

「実は現在、井岡父子は絶縁状態にあるのです」

 とさるボクシングライターが明かす。

「原因は、週刊新潮が昨年秋に報じた一法氏の脱税疑惑ですよ。記事を読んだ一翔は、自分が稼いだ金の使途に怒って、大阪の実家を家出。交際していた谷村の東京の居宅に転がり込み、そのまま結婚してしまったのです。一法氏は、結婚を報道で知ったのだとか」

 一法氏は一翔がこのまま引退するともほのめかした。

「恐らくそうなるでしょう。一翔は父を嫌っていますが、トレーナーとしての手腕は認めている。父なくして自分は戦えないと自覚しているので、他ジムへの移籍はまずありえません」(同)

 余談だが、9月に田中恒成ら地縁のないボクサーが大阪で試合をしたのは、一翔の試合がご破算になったから。大晦日のボクシング中継では、テレビ東京がとばっちりを受けるという。

「6年連続で井岡の試合を中継していたTBSは、例年テレ東が放送していたワタナベジムの世界戦を強奪しようと画策しているようです」(同)

 きっかけは小誌(「週刊新潮」)らしいが、一応、関係各位には“お気の毒さま”と言っておこう。

週刊新潮 2017年11月23日号掲載

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