「楽にしてやれるのは、俺しかいない」――介護の末、実母を殺した50代男性の告白

社会2017年11月21日掲載

「私が殺めてしまったのは、私の実の母です。認知症を患っておりました。……私を産んでくれた母を、自らの手で命を奪ってしまったことを、罪の大きさを……深く反省しております」

 これは、認知症になった母親の介護を始めて2カ月後に、母を殺害した50代受刑者男性の言葉だ。男性は2014年の冬、公営住宅で80代の母の首を絞めて殺害したあと自首し、三重刑務所に服役している。

 近年、介護をめぐる家族間の殺人や心中などの事件が多発している。厚労省の調査によれば、介護している親族による事件で、被介護者(65歳以上)が死亡に至った事例は、2006年度から2015年度までに247件起こっているという。

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