「巨人」Bクラス転落 “2人の村田”の明暗

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“修”が泣き“真”が笑った秋時雨――11年ぶりにBクラスに転落した巨人。選手やコーチが次々とリストラされているが、それぞれの中枢にいた“2人の村田”が明暗を分けた。

 6年前に横浜からFA移籍した村田修一(36)。このたび戦力外を言い渡され、自由契約の身となった。

「昨季は打率3割、ベストナイン、ゴールデングラブ賞受賞など活躍しましたが、今季はマギーの加入で控えに回ることが多く、規定打席にも到達しませんでした」

 と大手紙デスクが語る。

「球団は“円満退社”をアピールしています。たしかに、村田に大幅減俸を提示してFA宣言を誘う、つまり喧嘩別れして、先方から人的補償などを得る手もあります。それと比べて自由契約は、巨人に実利がない分だけ移籍先の負担が軽くなり、村田にとっては移籍しやすくなりますが……」

 村田も球団の“温情”を多としているようだが、

「要は、金満球団がカネより世間体を気にしただけのこと。鹿取GMは“若返りのため苦渋の決断”と言っていますが、リストラなら、村田より先に阿部慎之助(38)を切るべきでしょう。結局、生え抜きが贔屓され、外様が泣きを見るんです」

 これでまた“巨人FAデスノート”に新たな一頁が加わった次第。

 一方、“もう一人の村田”こと村田真一ヘッドコーチ(53)。本来は真っ先に詰め腹を切らされるべきポストだが、来季はなぜか“ヘッド兼バッテリーコーチ”に昇格する。

「彼も、現役から今に至るまで巨人以外のユニホームを着ていない“生涯ジャイアンツ”の一人。巨人の純血主義を地で行く人事です」

 一見大ナタを振るったように見えるけれど、実はな~んにも変わっちゃいない。“ぬるま湯巨人軍”の正体見たり。

週刊新潮 2017年10月26日号掲載