アンジーもセクハラ被害… 「ハリウッドP」追放劇

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「妻・チャップマンから離婚宣告」「米映画芸術科学アカデミーが追放を決定」「仏政府も勲章剥奪を検討」

 ハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(65)の転落が止まらない──。

 10月5日のニューヨーク・タイムズの特報で積年のセクハラを暴かれ、3日後には自分の名前のついた映画会社を解雇されたのがこれまでの動き。

「第一報が出たばかりの時点では関係者も様子見でしたが、8日の解雇で“勝負あった”と判断したのでしょう。堰を切ったように、あらゆる人の“許せない”式のコメントが出た。そして、じつは私も……という被害告白も相次ぎました。とくに10日のNYTの続報が衝撃的でしたね」(北米在住ライターの關陽子氏)

 なんとアンジェリーナ・ジョリー(42)が紙面に登場。おそらくは「マイ・ハート、マイ・ラブ」を撮っていたころなのであろう、90年代後半にホテルでセクハラを受けたと証言。

 さらにグウィネス・パルトロウ(45)も、マッサージをしてくれとベッドルームに連れ込まれそうに……と。当時交際していたブラッド・ピットに話すと、彼は「二度と彼女に近づくな」とセクハラ帝王に詰め寄ったという。まさに映画のワンシーンのようだ。

「今こちらでは、各紙誌があの男を〈捕食者(プレデター)〉と呼んでいますが、性的な強要も臭わせる言葉です。本人は性依存症を治すためにアリゾナのカウンセリング施設に入るそうですが、ほとんどリゾート。月4万ドルもかかり、あのタイガー・ウッズも入っていた。有名人の逃げ場所です」(同)

 しかし、それで済ませられるかどうか。駄目押しが「ニューヨーカー」誌の長文レポート。海外の女優やモデルに、オーラルセックスや性交そのものを強要したとの証言を掲載した。

 今や告発者は、米英仏伊と国際色も豊かに20人以上にも及ぶ。そしてついに、米英の捜査当局が動き始めた。

 ショーはまだ続くのだ。

週刊新潮 2017年10月26日号掲載

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