純金積立・投資積立は「コツコツ」手数料を取られる最悪の投資法 荻原博子さんが解説

ビジネス 2017年10月23日掲載

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買いたいときに買えない

 難しいのは、通常の「金」なら、買った時よりも値上がりしたところで売れば儲かりますが、「純金積立」は、そう都合よくはいかないことです。「ドル・コスト平均法」と言って、値上がりしたら少し買う、値下がりしたらたくさん買うという方法を取っているので、価格が平均化されてしまっているために、「金」を安く買えない。ですから、金価格がよほど上がるか、為替がよほど円安にならない限り、儲けが出にくい構造になっています。

 この商品は、売るほうにとってはそれこそ「コツコツ」確実に手数料が稼げる儲かる商品なのですが、買うほうは「コツコツ」手数料を払い、しかも値上がりしないかもしれないリスクを抱えなくてはならないということです。

 この「ドル・コスト平均法」、いろいろなところで、良い方法だと喧伝されまくっているのですが、私は、個人的に、投資で使うなら最悪な方法だと思っています。
なぜなら、投資というのは、安く買って高く売るから、手数料を払っても儲かるのです。手数料まで払って、わざわざ平均的な価格で投資商品を買う必要はないでしょう。

 純金積立だけではありません。「投資初心者は、まずコツコツと地道な積立から」、こんなセールストークで売られている投資商品は、他にもたくさんあります。たとえば、積立型の投資信託。「地道にコツコツ」=「安全性が高い」という、貯金のイメージを意図的に売る側が強調している気がします。

 月3000円くらいなら、そこらの飲み屋で使ってしまったと思えば諦めもつく金額。そういうつもりでやるならいいのですが、コツコツ型で「投資」や「運用」をやろうなどとは、間違っても考えないことです。

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 この「コツコツ」と並んで、日本人が心動かされやすいのが「長期投資」という言葉だという。同書のなかで荻原さんは、様々な投資商品を挙げながら、金融機関が教えてくれない落とし穴をつぶさに解説している。

デイリー新潮編集部

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