山尾志桜里のリベンジ選挙に、あの共産党が「裏支援」説

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少なくない「善戦説」

 この会見でも、山尾氏が相当、共産党に食い込んでいると思わせる発言がある。地元の党書記長が「共産党候補の擁立を見送ってほしいとの支援者の声を受け、判断した」と説明しているのだ。要するに愛知7区の共産党員や、そのシンパは「自分たちは山尾に入れたい」と要望したと考えていいだろう。

「山尾さんと共産党のパイプは太いと考えざるを得ません。あれだけスキャンダルを嫌う共産党が、彼女を潰すどころか、“助け舟”を出したわけです。地元の党関係者における『山尾シンパ』は相当数にのぼるのではないでしょうか」(同)

 更に「幹事長に就任させようとした前原代表は、山尾氏をこっそり応援するはず」という観測も、「優秀な人材なので勝って再び国政で活躍してほしい」という選挙区の地元議員の声を紹介した新聞記事もある。「意外に選挙区の女性は、山尾氏の不倫報道には寛容」という真偽不明の怪情報も乱れ飛ぶ。

 少なくとも某・豊田真由子氏ほどの惨敗はなさそうで、まさかの善戦や、奇跡の当選というシナリオも、決して絵空事ではないのかもしれない。

 しかしながら、“汚名”を雪いだ時の方が、むしろ正念場だろう。希望の党と共産党は完全な敵対関係。無所属を続ける以外には、両党から旗幟鮮明にすることを求められる。男女の関係とは異なり、所属する政党は一つ。両党に軸足を持つ二股や、不倫や浮気は不可能だ。

週刊新潮WEB取材班

2017年10月5日掲載

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