自民党内にある「女ヒトラー」の声 山東昭子議員が語る小池百合子

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 昨年の都知事選から開幕した小池百合子都知事(65)による“劇場”は、ついに“初の女性総理”誕生が取り沙汰されるほどに。そんな彼女について、古巣である自民党の山東昭子参院議員に聞いてみた。

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 小池都知事が“女性初の総理”を狙うなら、山東議員は“女性初の派閥領袖”を務めた実績がある。小池氏に対する評価は、

「あれだけの支持を得た都知事選は一体何だったのか。期待に応えるどころか場当たり的、全方位的ですべてが中途半端です。一方でメディアの使い方には長けていて、世間を『次は何が出てくるのだろう』と上手に盛り上げる。政策というより、いかに自分を目立たせるか。その見せ方は天才的だと思います」

 となかなか手厳しい。“政界渡り鳥”の本領を発揮した結果、安倍一強体制下では閑職に追いやられていた小池都知事だが、

「これまでの議員生活の中で『いろいろ見返してやりたい』という思いがあって、以前からこういう展開を考えていたのだと思います。早くも2月から『希望』という党名を商標出願していたと聞きますし、それに振り回された若狭さんなどは、すっかりピエロになっちゃいました」

 さらに、こう明かす。

「自民党の中には『安倍さんは“一強”と言われてもそれだけの実績を挙げている。小池さんは何もないのに独裁者のようだ』という意見があり、男性議員の中には小池さんを『女ヒトラー』なんて呼ぶ人もいます。それにしても、前原さんにしろ細野さんにしろ、党を捨ててまでその彼女の軍門に下るとは、だらしない男の見本ではないですか」

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 10月4日発売の「週刊新潮」では、小池都知事の“本当の姿”を明らかにするワイド特集を掲載。なだれ込む主婦たちの反乱票分析や、「エコ戦車」を言い出した過去の発言、適菜収氏による寄稿とあわせ、11ページでおとどけする。

週刊新潮 2017年10月12日神無月増大号掲載

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