「東山紀之」キャスターデビュー、テレ朝が頭を抱える事情

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僕ならそう言うね

「視聴率は、日曜日の早朝なので、さほど気にしていません。それよりも局としては、東山が番組を上手く仕切れたなら、将来的に彼を局の“看板”にしたいという考えもあるのです」(同)

 だからこそ、余計とも思えるほど、制作側が気を回しているというのだ。

 テレビ朝日は「ご指摘のような事実はない」と否定するが、

「タレントがキャスターをすること自体、疑問です」

 と言うのは、上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)。

「タレントは所属事務所の影響力が大きいため、事務所の都合で報じない内容がでてくる可能性があるからです。米国だとタレントがキャスターをすることは基本的にはない。日本のテレビ局は視聴率が欲しいことから、集客力のある人材を起用したがるのでしょう」

 もっとも、キャスターとしての大先輩にあたる、みのもんた氏は、

「キャスターとは、番組内容やゲストをどう扱って話を進めるかが大事なんです。その点、東山クンは適任だね。彼は礼儀正しく人を立てるタイプだから、上手く行くんじゃないですか。SMAPの時代はもう終わったわけだから、彼らの次のステップが大事で、誰が残る残らないは関係ない。彼らが今後、どんな花を咲かせるのか、そちらの方に期待したいね。僕がキャスターだったら、そう言いますね」

 さて、どう乗り切るか?

週刊新潮 2017年9月7日号掲載

ワイド特集「天つたふ日ぞ 楽しからずや」より

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