“再建王”坪内寿夫 柴田錬三郎のためにゴルフ場を造成

社会週刊新潮 2016年8月23日号別冊「輝ける20世紀」探訪掲載

 169センチの身長ながら、体重およそ120キロの巨躯で大地を揺るがすように歩く。中央の財界からは遠く離れた辺鄙の地で企業家として台頭し、政財官の要人たちが固唾(かたず)を呑んで見守る、国策的企業再建を見事に成し遂げた。その男の名は坪内寿夫(ひさお)。人は、彼を語る時、瀕死の来島(くるしま)どっくや佐世保重工を立て直した辣腕を以て、「再建王」と評したり、「乗っ取り屋」「リストラ王」と揶揄した。規格外のスケールの大きさから、棺を蓋(おお)いてなお評価が定まらない人物なのである。

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