加納典明が振り返る逮捕劇 卑猥とアートの線引きをした検察

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「国は何が猥褻と思っているか知りたかったから、性器のどこからが猥褻なんだって大真面目に聞いたんだ。俺がしつこく毎日のように聞くもんだから、担当の検事も大真面目に調べてきた」

 写真家、加納典明は往時をこう振り返る。エロスを追求した芸術と猥褻の境目はどこにあるのか。それがドラスティックに問われたのが、警視庁による典明の逮捕劇だった。

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