「巨人」リストラの波、選手にも クルーズの電撃移籍に続くのは…

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 6月にGMがクビになり、ほどなくして投手コーチ陣が大幅に刷新された巨人。そのリストラの波はついに選手にも――。

 7月26日、巨人のクルーズ内野手(33)が楽天に電撃移籍した。

「ロッテ時代はゴールデングラブ賞を受賞するほど、外国人には珍しく守備力がある。昨季、年俸2億4000万円で巨人に入団した際は“これで長年の懸案だった二塁手問題に終止符が打たれた”と歓迎されました。ところが、たびたび首脳陣と衝突したため、干され、塩漬けにされていたのです」

 と大手紙G番記者が語る。

「故障者続出の状態でソフトバンクと優勝争いを繰り広げている楽天からのラブコールがあったとはいえ、極めて異例というべき移籍です。というのも、金銭トレードなので、巨人にとって戦力面でプラスがないし、リーグが異なるとはいえ、日本シリーズで対戦する可能性がある相手を利するわけですから。移籍会見時点で巨人はCS進出ラインの3位に6ゲーム差の4位でしたが、“もうCSは諦めた”というふうに見られても仕方ない行為です」

 しかも、クルーズは移籍した日の夜の試合にスタメン出場。適時打を放ち、いきなりお立ち台に立った。

「塩漬けから解放されたクルーズは、“一日で人生が変わった”と大喜び。結果的に“ゴネ得”になり、巨人の選手たちにも示しがつかなくなった。もっとも、それはフロントも織り込み済みで、むしろ“不良債権”が処理できて清々している」

 ということは、次なるリストラターゲットは……、

「高給なわりに働いていない輩、たとえば先日暴行事件を起こした山口俊や、今季まだ2勝しかしていない内海、ここ2カ月半勝ち星がない大竹らは首筋が寒いでしょうね。最終的には、高橋由伸監督も……」

 例外ではなかろう。

週刊新潮 2017年8月10日号掲載

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