“年利700%”怪しい「ビットコイン投資」 人寄せパンダになった有名芸能人

エンタメ 芸能 週刊新潮 2017年8月3日号掲載

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 またがっている自転車からロールス・ロイスの後部座席に踏ん反り返る光景が頭を過(よ)ぎるのは、人が夢見る生き物だからだ。しかし、その自転車まで失う可能性に思いが至らないこともままあって、それは人が欲望の飼い主たり得ぬ現実を物語っている。年利700%超を謳うネズミ講陣営は人寄せパンダに有名芸能人を据え、配当にはビットコインを用いるという舞台装置作りに余念がなかった。

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 被害者のひとりによると、

「投資先はブラジル。サッカーの勝敗予想で利益を上げているから絶対に倒産しないと説明されました。そもそも日利2%と超高配当なところ、他人を勧誘すれば、それだけ配当にボーナスがつく。しかも、話題のビットコインを介した取引だという言葉にもつられ、手を出してしまったのです」

 この仮想通貨は乱高下を繰り返しつつも高騰しており、目下1ビットコイン30万円を超え、過去最高を更新中。政府はこの4月から仮想通貨を商品券と同じように代金の支払手段の一つとするなど、日常へ急速に溶け込みつつある。

 そんな折、東京のヒルトン東京お台場でこんなイベントが開かれた。

「お客さんの勧誘に成功した人を表彰する催しで、司会は元シブがき隊のふっくん(布川敏和)。500人程の参加者からは黄色い声援が飛んでいましたね」(同)

 これが4月16日のことだが、数日後、投資会社はシステムトラブル等を理由に一切のカネの引き出しに応じなくなったという。自転車操業でカネをやりくりしていた胴元の自転車が止まったということだろう。

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