これといった実績もなく、具体的な政策を何ら打ちだせていなくとも、緑のシャツを着て選挙カーから手を振っているだけで当選できたのではないか。そう思わせられるほど「小池ハリケーン」の威力は凄まじかったが、実際、誕生した55人の“チルドレン”には相当数、「ポンコツ」が含まれているようで……。
東京・池袋の雑居ビル内の選挙事務所。午後8時過ぎ、NHKの特番で「当確」が出ると、一斉に歓声と拍手が巻き起こった──。「都民ファーストの会」から出馬した多くの候補者の事務所で同様の光景が見られたはずだが、本橋弘隆氏(55)は「七人の侍」の1人として、とりわけ注目度が高かった。...
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■キャスター降板にまつわる都市伝説
「安倍政権が報道に介入した」「圧力を加えた」「統制をした」といった論を目にすることは少なくない。最近では国連の特別報告者もそのような事態に懸念を示したと伝えられている。
一方で、そうした見方はピント外れだという反論もまたある。
実際のところどうなのか。フリーの報道記者、烏賀陽弘道氏は、新著『フェイクニュースの見分け方』の中で、「有名なキャスターの降板には官邸の圧力が影響している」という説のチェックを行なっている。...
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