民進「枝野」、9条改正で注目 “ポスト蓮舫”待望論

国内 政治

  • ブックマーク

Advertisement

そろそろトップに立ちたい

 オタクとして知られ、カラオケではAKB48などアイドルの曲ばかり。枝野幸男・民進党憲法調査会長が9条改正を巡って、俄かに注目を集めている。

 野党担当記者が言う。

「安倍総理が9日、参院予算委員会で蓮舫さんに対し、“憲法改正の対案を出してほしい”と迫ると、何も答えられなかった。蓮舫さんは周囲に“憲法は私の中で順位が低い。エネルギー問題の方が大事”と話しています。求心力も落ちている中で、とてもじゃないけど、9条を議論できるような状況ではありません」

 そこで枝野氏である。

「枝野さんの持論は“9条よりも総理の解散権を制約する7条改正を”というものですが、蓮舫さんより知識も経験も豊富ゆえ、“9条改正反対派”から、ポスト蓮舫として待望論が出ているのです」(同)

 その筆頭が、党内で約20人を抱える旧社会党系の赤松広隆グループ。所属する議員が言う。

「赤松さんは“次の代表は前原誠司さんじゃダメ”と考えています。というのも、8日に発売された週刊東洋経済のインタビューで前原さんは、“憲法に自衛隊を加憲する”と話していた。いわば、総理と同じ考え。とても容認できない」

 そんな声を知ってか知らずか、枝野氏も、

「次の代表選には出馬しないとなあ」

 と漏らしているという。だが、と先の記者が続ける。

「前回の代表選で本人は“担がれたら出てやるよ”と嘯(うそぶ)き、実際に赤松さんは枝野さんに出馬を勧めていた。しかし、負け戦に出たくない、と逃げてしまいました。次回も赤松さん以外の支持が集まりますかね」

 カラオケ同様、支持層のレパートリーも少ないご様子なのだ。

週刊新潮 2017年5月25日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。