田臥勇太は輝いて“東北”は消えた Bリーグ王者決定戦

スポーツ週刊新潮 2017年6月1日号掲載

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田臥勇太
(User:STB-1/Wikimedia Commons)

「がんばっぺ!」「けっぱれ!」……そんな声援も虚しい結末となった。

 昨年9月からスタートしたプロバスケットボール「Bリーグ」は、「B1」「B2」の2部構成で、それぞれ18チームの合計36チーム。東京・愛知には4チームあるが、おおむね各都道府県に万遍なく本拠チームが存在している。

 レギュラーシーズンでは、18チームを「東地区」「中地区」「西地区」の3つに分けてリーグ戦を行う。そして、レギュラーシーズン終了後、「チャンピオンシップ」と銘打ったポストシーズンでは、各地区の1、2位と、残り12チームのうちの勝率上位2チームの合計8チームがトーナメント形式で争っている。今季は「川崎ブレイブサンダース」「アルバルク東京」「シーホース三河」「リンク栃木ブレックス」が準決勝に進出。ちなみに、栃木は、日本人初のNBAプレイヤーにしてBリーグダントツの知名度を誇る田臥(たぶせ)勇太(36)を擁するチームである。その栃木は、川崎とともに“初代Bリーグ王者”を決める決勝に駒を進めた。

「一方で、B1下位4チームには過酷な“残留プレーオフ”が待ち受けています」

 とスポーツ紙バスケ担当記者が解説する。

「トーナメント方式で、1回戦敗退の2チームは自動的にB2降格で、B2の1、2位と交替。2回戦では、勝ったチームはB1に残留し、負けたチームはB2の3位と入れ替え戦を行います」

 実は今回、この“1回戦敗退”の2チームが仙台と秋田だった。

「特に、秋田が悲劇でした。横浜との対戦で、終了直前に放たれたシュート、いわゆる“ブザービーター” で逆転負けを喫しました」

 これにより、来季は東北6チームが全てB2でプレーするはめに。

「“B1東”は強豪揃いなので割を食ってしまった感があります。室内競技のバスケは“東北ハンデ”がなく、秋田などは日本屈指のバスケどころですが、初年度からブームに水を差すことになってしまいました」

 ちなみに、入れ替え戦のカードは「横浜×広島」。初代王者決定戦の翌日、5月28日に東京・国立代々木競技場で開催される。