闘う医師・村上智彦さんが残してくれた「医療」に対する姿勢

社会2017年5月18日掲載

 11日、急性白血病で医師の村上智彦さんが死去した。56歳だった。村上さんは財政破たんした北海道夕張市の医療再生や地域医療に尽力し、日本の医療体制に一石を投じてきた「闘う医師」だった。

 06年6月、財政破たんした夕張市。夕張市立総合病院も退職者が続出して崩壊同然となり、「地域の健康と安心が奪われる」と大騒ぎになった。以前から地域医療の再生に取り組んでいた村上さんは、誰も引き受け手のいなかったこの病院を07年から引き継ぎ、12年まで医療法人財団夕張希望の社理事長及び夕張医療センター(旧夕張市立総合病院)のセンター長として経営再建に務めた。

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