「稲田朋美」防衛相の不動産投資を“特別監察” 都内一等地に4軒

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■週刊誌が嫌で

「稲田さんの不動産の買い方を見ているとプロっぽいと感じます」

 とは、明海大学客員教授で不動産コンサルタントの森島義博氏。

「たとえば、2つのマンションは、いずれもブランド物件で資産価値が高い。賃貸に回せばすぐに借り手が見つかります。また、彼女は04年頃に練馬区のマンションと文京区の家を買っていますが、当時はバブル崩壊の後遺症もあって不動産価格が底値。そこを狙ってマンション投資家が動き始めた時期でもあり、稲田さんも、タイミング良く買ったのだと思います。さらに、12年に購入した高輪の一軒家は、敷地が400平方メートル以上ある。こうした物件はなかなか売り出されません」

 で、話を戻すと、稲田大臣が今頃になって引っ越したのはどんな事情だったのだろうか。

「その時期は、ちょうど森友学園問題で、稲田さんと籠池氏の関係が話題になっていました。その前後に大臣に会った際“毎週のように週刊誌が来るから嫌なのよ”とこぼしていました。我々新聞は、オフレコの取材が出来る代わりに彼女の自宅を訪れることが禁じられていますから、雑誌の直撃から逃げたかったのではないでしょうか」(政治部記者)

 そこで、稲田事務所に聞いてみると、

「個人的な事でもあり、回答は差し控えさせていただきます」

 稲田大臣は、不動産の他に数十銘柄の株を持っていることも知られている。「資産防衛」も抜かりなしなのだ。

ワイド特集「蝶よ花よと女の舞」より

週刊新潮 2017年5月4・11日ゴールデンウイーク特大号掲載

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