7億円を集めてタイへ逃亡! “超”女子力オバサン「山辺節子」のお花畑日記(上)

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■“超”女子力オバサン「山辺節子」のお花畑日記(上)

 7億円を集めてタイに逃亡するも、現地当局に身柄を拘束された山辺節子(62)。彼女の若作りファッションは強烈すぎて夢でうなされるレベルだが、そんな“超”女子力オバサンが執筆した手記を入手した。そこに描かれていたのは彼女の頭の中の「お花畑」で……。

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〈その時はあまりに突然にやってきた〉

 との一文で始まる手記は山辺がタイ・バンコクの留置場で執筆したものである。意外に整った文字が19ページにわたってノートに連ねられている(以下原文ママ)。

〈絵利子、本名節子六十二才。ここタイに来てからは絵利子と名乗っている。なかなか気に入っている。一九七九年三月三日生まれの三十八才。絵利子は空港の外に出て彼を待った。午後一時半、ギラッと暑い〉

“彼”とは、ワイドショーなどでも繰り返し報じられた31歳のタイ人の恋人のことである。山辺がその彼に会うためにバンコクからタイ東北部のウボンラチャタニに飛行機で移動したのは3月下旬。手記は空港まで迎えに来る彼を待つ場面の描写から始まっているが、その詳しい内容をご紹介する前に、なぜ彼女がタイに“逃亡”するに至ったのかについて触れておきたい。

「山辺は東芝やシャープ、ソニーといった大企業の名前を出し、“つなぎ融資”の名目で50人以上から少なくとも7億円を集金。今年1月26日に熊本県警が出資法違反の疑いで逮捕状を取ったが、山辺はその6日前、過去、何度も訪れているタイに逃亡していました」(捜査関係者)

 出資した50代の男性経営者が言う。

「私が最初に誘われたのは2014年の6月でしたが、彼女の投資話はネズミ講と似た構造で、山辺節子という親ネズミの下に何人かの子ネズミがいて、その下に無数の孫ネズミが連なっている。私は“つなぎ融資”という言葉に関心を抱いて最初に500万円を預け、最終的には4000万円ほど出資してしまいました」

 ちなみに山辺の手記では事件のことや出資金については全く触れられておらず、その理由について、

〈今後の取り調べや裁判に関係する為あえて事件の内容にふれておりません〉

 と記すのみである。

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