日本初、チベット人監督作が劇場公開 家族3代の物語

映画週刊新潮 2017年4月27日号掲載

 標高3000メートルを超えるチベットの大地――。

 ソンタルジャ監督(43)の「草原の河」が、4月29日から東京・神保町の岩波ホールを皮切りに全国で順次公開される。日本でチベット人監督の作品が劇場公開されるのはこれが初めてだ。

 舞台は監督の故郷であるチベットのアムド地方。冬は気温がマイナス30度にも下がる。この厳しく広大な自然の中で牧畜を営む家族。

 幼い娘は母親が子供を授かったことを知り、赤ちゃんに母親を奪われてしまうのではと心を痛めている。父親は4年前のある出来事がもとで自分の父親を許せないままだ。

...

記事全文を読む