金正恩ミサイルに“日本の死者186万人”のシミュレーション エスカレートする挑発行動

国際 韓国・北朝鮮 週刊新潮 2017年4月20日号掲載

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■恐怖心と猜疑心

「国民の命に係る事態が切迫している中、日本の政治家は一体、どのように対処しようとしているのか」

 と、元陸将の福山隆氏。

「金正恩は、我々が想像している以上に、アメリカの攻撃を恐れ、疑っているはずです。こうした恐怖心や猜疑心から、一つ一つの行動がボタンの掛け違いのようにエスカレートを引き起こし、異常な事態に発展する可能性はゼロではなく、むしろほとんどの戦争はそうやって勃発してきた。しかし日本では、野党は論外として、与党は危機が深刻化した場合の手立てを真剣に考えているようには見えません。数百万の日本国民の生命が犠牲になる可能性があることを、どれだけ理解しているのでしょうか」

 この4月、北朝鮮では、軍創設85周年など、重要行事が立て続けに行われる。

「過去、こうした時に、北は核実験、ミサイル発射など、挑発的行動をエスカレートさせている。中国の対応以前に偶発的な衝突が起き、そこから戦端が開かれる可能性もある」(外信部デスク)

「戦後」七十余年のまどろみを経て、日本は再び暗い「戦前」期へ引き戻されたと言えるかもしれないのだ。

特集「トランプが中国に突きつけた最後通牒 『金正恩』のミサイルに死者186万人のポテンシャル」より

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