大統領選で急伸 “韓国のゲイツ”は日本の味方か
博打で言えば“テッパン”と思われたレースに、いったい何があったのか──。
3月10日の朴槿恵(パククネ)罷免以来、大統領選一色の韓国だが、当初から圧倒的な支持率で独走してきたのは、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムンジェイン)前代表(64)だった。
「多数の候補が乱立する中にあっても、文氏の支持率はずっと30%を超えていましたからね」
と話すのは在ソウルのある特派員。だが、選挙の潮目は変わったのだ。
「10%にも届かなかった『国民の党』の安哲秀(アンチョルス)氏が、ここにきて各種の世論調査で文氏に拮抗。...