利用された「明石家さんま」 “ホンマでっか”出演者の詐欺的商法

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 巷間囁かれる“社長交代説”について、自らの定例会見で火消しに回るほど、フジテレビの亀山千広社長(60)は追い詰められている。回復の兆しが見えない視聴率低迷。その最中で泣きっ面に蜂ともいうべき、看板番組を舞台にした詐欺的商法が明らかになったのだ。

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 明石家さんまが司会の番組「ホンマでっか!?TV」は、マツコ・デラックスなどの芸能人をパネラーに迎えて、各界の識者が思わず膝を打つ知識を紹介する。過去には民放連から表彰され、バラエティでは異例の最高視聴率19・8%を叩き出す、フジを代表する番組のひとつだ。

 そこに準レギュラーで出演しているのが、医師の亀井眞樹氏(55)である。東大医学部を卒業し、現在は都内で診療所を開設しているが、周囲から「お金を返して欲しい」と怨嗟の声が湧き起っているのだ。

 都内在住の30代女性Aさんはこう憤る。

「亀井先生は、お台場にあるフジテレビの湾岸スタジオで行なわれた番組の収録にも連れて行ってくれたことがありました。お会いした時は有名な番組に出演するお医者さんということで信用していたのですが、今となってはテレビに出る資格はないと思っています」

 トラブルの元凶は、亀井医師が主宰する「養生医学教育プログラム」。最も高額なVIPコースで100万円超、その下に、24万円、14万4000円などのコースが続く。昨年5月、Aさんは24万円のコースに入会したという。資料には、〈人生を新しいステージに導き、いかなる状況下でもいのちを養い得る智恵と力を獲得し、心身の本当の豊かさと経済的自由を目指すためのコース〉とあるが、

「入会時の説明では、スターターキットとは別に毎月教材が届き、動画も配信されるということでした。けれど、いつになってもそれらは届かず、数回の講演と8月に紙のテキストが送られてきただけ。不審に思って他の会員に確認すると、やはり教材が届かないという声が聞こえてきました」(同)

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