「カルピス酸乳アミールS」 “降圧剤より効果大”のまやかし

ライフ週刊新潮 2017年4月6日号掲載

 売り文句ばかりが派手派手しく、根拠論文は説得力に欠ける羊頭狗肉なトクホは枚挙に遑(いとま)がない。

 だが、なかには、専門家が目を疑うほど、「劇的な効果」を誇るトクホもある。

 そのひとつが「カルピス酸乳アミールS」だ。

 効能として謳われるのは、その名の通り、「カルピス」の原料となる乳酸菌から産出されたラクトトリペプチド(LTP)が、血圧を降下させるというもの。主な根拠論文は「酸乳の軽症および中等症高血圧者に対する降圧効果」である。

 この論文に目を通した、国立医薬品食品衛生研究所の畝山智香子・安全情報部長によれば、

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