森友学園「籠池長男」が語る“鴻池は安倍潰し!” 大放言3時間

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稲田朋美防衛大臣

■叩かれ方

 この問題が起こって、僕ら家族を煙たがる政治家も大勢出てきました。山谷えり子参院議員は、僕がかつて選挙事務所のスタッフだったことを頭から否定した。でも、大学卒業後、日本会議の事務総局役を務める日本協議会から派遣されたのは事実です。風呂なし共同トイレのボロアパートに住みながら働いていた。あるとき、山谷さんが日本会議を集票マシンとしか見ていないと感じ、日本会議の幹部にそれを伝えたら選挙後、居場所がなくなったのです。

 稲田朋美防衛大臣の夫、稲田龍示弁護士とも、古くからの付き合いです。うちの保育園が乗っ取りに遭い、それに関わる弁護を引き受けてくれました。父は会見のときに、「10年前だけでなく、2年前にお会いした政治家は誰か」と記者に問われ、「ご想像にお任せします」と、稲田防衛大臣の名前は出さなかった。父は、国益に適う政治家の信用を落とすような発言はしません。

 さらに、安倍総理からは「非常にしつこい」と、父は批判されました。でも、いまの父の叩かれ方は、第1次安倍政権での安倍総理の叩かれ方に似ています。本人には非がないのに、まわりのせいで追い込まれていくところがです。会見でも、「安倍総理、どうぞ森友学園の行く末をよろしくお願いします」というメッセージを出しましたけど、ぜひ手を差し伸べてもらいたい。昭恵夫人に名誉校長になっていただいたのも、なにかの縁。特定の便宜を図ってほしいわけではないのですが、例えば銀行が倒れそうなときは公的資金を注入することもありますよね。

 異例な格好で、大阪府から“認可妥当”の判断が出たのは、最初から政治マターであったことの証拠。にもかかわらず、森友学園だけが、一方的に負担を背負う結末にはならないようにしてほしい。このままでは、父は裏切った人たちとの闘いを続けざるを得なくなります。

特集「『森友学園』の魑魅魍魎」より

週刊新潮 2017年3月23日号掲載

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