復活のロマンポルノで新人賞 慶大卒「岡村いずみ」

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度胸もあります(No.9(所属事務所)公式HPより)

 ブルーリボン賞は、東京のスポーツ新聞7紙の映画担当記者が選ぶ映画賞で、1950年に創設された。

 このたび、その新人賞に選ばれたのが、岡村いずみ(27)。ほとんど無名の女優と言ってもいいだろう。出演作は「GO」や「世界の中心で、愛をさけぶ」で知られる行定勲監督の「ジムノペディに乱れる」。昨年、日活ロマンポルノ生誕45周年を記念して撮影を復活した新作のうちの1作だ。

「ロマンポルノから新人賞が出たのは、82年、『ピンクのカーテン』の美保純以来の快挙」(映画担当記者)

 この岡村サン、小学校から大学まで慶應という才色兼備。環境情報学部在学中には、「ミス慶應SFCコンテスト2009」でグランプリ。「non-no」の専属モデルを務めたことも。昨年の大河ドラマ「真田丸」で侍女役を演じたり、すでに女優経験を重ねている。慶應出身の女優といえば、檀ふみや紺野美沙子らが思い浮かぶが、ポルノに出演した女優は知らない。

 で、ロマンポルノといえば、10分に1回の濡れ場。

 物語は板尾創路が演じる悩める映画監督が、複数の女性たちの間をさまよう。岡村サンは監督に文句をつける主演女優の役。やがて監督の心情を知り体を重ねる。

「行定監督は、脱がされ胸が見えてくる流れを大切にしていました。岡村と並ぶ重要な役の芦那すみれはスレンダーなので、身長150センチにしてFカップという岡村のおっぱいの美しさで対比させた。監督の狙い通り、次第に露わになった大きな胸がわしづかみにされていく場面は、情感も感じさせる見所です。濡れ場にはタイトルになったジムノペディの調べが重なります」(同)

 ちょっと遅咲きの、大型新人!

週刊新潮 2017年2月23日号掲載

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