「フィリピンパブ嬢の社会学」 名古屋・栄にどっぷり浸った研究者

文芸・マンガ週刊新潮 2017年2月23日号掲載

 一昔前に比べて、近頃はめっきり数が減った印象を受けるフィリピンパブ。だが、名古屋市の栄4丁目エリアには、今なお100軒近くが軒を連ねているという。その密集地帯にどっぷりと浸った研究者がいる。

 今月、『フィリピンパブ嬢の社会学』(新潮新書)を上梓した中島弘象(なかしまこうしょう)さん(28)。大学時代からフィリピンに興味を持ち、大学院に進んでからも体を張った研究を重ねたという。

「ボランティア目的で、フィリピンに行ったのがきっかけです。そこで目に入ったのは、貧しい国なのに日本人より明るく過ごしている姿。

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