「まだ人を殺したい」タリウム女子大生は懲役何年か

社会週刊新潮 2017年2月16日梅見月増大号掲載

 簡単にまとめたポニーテールに、なで肩の少しぽっちゃりした姿は、どこから見ても普通の女の子である。だが、証言台の彼女から出てくる言葉は鬼畜そのものだ。「まだ人を殺したい……」。殺人事件や劇薬タリウムを使った殺人未遂事件などで裁かれる元名古屋大生・大内万里亜(21)を待ち受ける「量刑」とは――。

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 2月2日、傍聴人や裁判員が見守るなか、大内被告が名古屋地裁の法廷に姿を現した。すでに報じられているように、彼女は2014年12月、名古屋市の自宅アパートで森外茂子(ともこ)さん(77)=当時=を斧などで殺害、また、ジュースに硫酸タリウムを混ぜて高校の同級生2人を殺害しようとした事件など7つの罪に問われている。

 裁判を傍聴してきた司法担当記者が言う。

「法廷は被害者の証言など、いよいよ佳境に入ります。大内はいつもマスクをして表情が分からないのですが、受け答えがはっきりしており黙りこくったりしない。やや甲高い声で“そうですねえ……”と前置きしながら答える様は、何かの面接に見えてしまうほどです」

 が、彼女の口をついて出てくる証言は耳を塞ぎたくなるほど禍々(まがまが)しい。1月19日に開かれた第2回公判では、いきなり手斧で襲われた森さんが、

「殺すつもりなの? どうして!?」

 と必死で問うのに対し、

「人を殺してみたかった……」

 と冷酷に告げて犯行に及んだことも明らかに。さらに、

「まだ、やはり人を殺したいという考えが浮かんできます」

 と淡々と述べるシーンも飛び出した。

 それだけではない。法廷が緊張したのは、新たな殺人計画を明らかにした時だった。

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