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プーチンの闇に消えた死屍累々
ロシアであっと驚くことがあれば、つい口をついて出てくる「おそロシア」。ソチ五輪の際には日本人取材クルーの何人かが、現地で野犬に噛まれて大騒ぎになったとか……そんな話がゴロゴロ転がるかの地において、「おそロシア」と笑っていられないのは、やはり最強大統領ウラジーミル・プーチンの周辺での出来事だ。
例えばよく知られたところで言えば、放射性物質で殺害された元KGB職員で、ジャーナリストのリトビネンコ氏の話だ。1998年、FSB(かつてのKGB)の工作員として、さる財界人の「暗殺指令」を受けたものの、それを拒否。...
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英国は「諜報員2000人」リクルート作戦
ジェームズ・ボンドの出身大学を御存知か。英国秘密情報部(SIS)、通称MI6への就職に大学名は問われないが、ボンドは名門オックスフォード大卒。実は同大→MI6のルートはグレアム・グリーンやジョン・ル・カレといった作家も辿った王道。諜報の世界に精通する外交ジャーナリストの手嶋龍一氏によると、同大には伝説的なリクルーターの教授が存在したという。
ことほど左様に、スパイには高い知性と国家への忠誠心を疑われぬバックグラウンドが要求されるわけだが、
「キャメロン首相は15日、パリでのテロ事件を受けてMI6やMI5(機密諜報部(SS))、米NSAに相当するGCHQ(政府通信本部)といった情報機関を強化するため、諜報員2000人を公募すると発表しました」(国際部記者)
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