芸能界引退の江角マキコ、投資詐欺との接点

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 芸能人の不倫報道はごまんとあるが、同時に引退宣言までしたケースは聞いたためしがない。「女性自身」に〈“自爆”不倫!〉と報じられた江角マキコ(50)。実をいうと、彼女のお相手は、本誌(「週刊新潮」)が昨年9月に報じた投資詐欺事件で逮捕された男だった!

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芸能界辞めます!

「江角は、あの男に洗脳されているのではないか」

 関係者の間では、彼女を心配する声が出ていたという。あの男とは、不倫相手のAのことだ。

 本誌は、昨年9月22日号で、〈113億円集金で逮捕された投資詐欺の芸能界人脈〉という見出しの特集記事を掲載した。

 都内の投資コンサルタント会社が、江角や布袋寅泰(ともやす)、GACKTなど約60人から実態のないファンドに計113億円超の金を出資させたというものだ。これを受け、警視庁は昨年8月、詐欺と金融商品取引法違反容疑で社長の松井直幸を逮捕し、同時に、松井の下で資金集めをしていた4人の男が金取法違反で逮捕されているが、このうちの1人がAなのだ。早い話、彼は詐欺の片棒を担いでいたわけである。

 江角がフジテレビの敏腕ディレクターと結婚したのは2003年。一方のAも妻子持ちである。「女性自身」の記事を芸能記者に解説してもらうと、

「江角はAと、詐欺会社に出資していた知人の芸能人の紹介で4年程前に知り合った。この男との関係がもとで、彼女と夫が喧嘩し、別居したのは15年1月。昨年12月中旬には、長女を学校に送った後、江角が車でAを途中で拾い、マンションの一室で“6時間こもりきり”の密会をしたと報じています。江角の方が、彼にぞっこんのようです」

■マイバッハ

 Aとは、どんな男なのか。年齢は、江角と同年代。顔は濃いめで、高級ブランドと思しき洋服で身を固めている。事情通によれば、

「投資の世界では、それなりに知られた人物だそう。芸能界での知人の多さを吹聴し、どこそこの局の女子アナならいつでも呼べると自慢していました。しかし、一方、どこから金を集めているのかが不透明で、その点を訝(いぶか)る投資家も少なくなかった。金融関係の投資だけでなく、産業廃棄物とかスジの悪そうな投資話も持ちかけていた」

 胡散臭さがプンプンである。江角を知る関係者も、

「彼は、運転手付きのマイバッハに乗って芸能人の集まりに顔を出していた。かなり目立っていたね。周囲は、Aの投資話に乗らない方がいいと言っても、彼は直ぐ『皆は分かってないのになぜ口を出すんだ』と割って入る。江角はそれをウンウンと聞いているだけ。関係を切るように言われても、聞く耳を持たなかったそうです」

 Aは昨年12月、執行猶予付きの有罪判決を受けている。江角は、〈不倫を行っているとの報道がなされているようですが、相手とされている方とは投資金の返金交渉の相手方として、交渉のためお会いしているのであって、不倫関係など断じてございません〉とコメント。

 だが、今度の事件の被害者はこう指摘する。

「あのコメントには違和感があるね。彼女はそれなりに社会的立場のある人でしょう。だったら、個人的に会うよりも、弁護士のようなプロに任せるべきですよ。文面からは、詐欺の被害者が持って然るべき怒りは見えて来ません」

 これで芸能界引退と言われても、他の被害者は同情しまい。

ワイド特集「大寒のただ中にある身の廻り」より

週刊新潮 2017年2月2日号掲載

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