今井絵理子、米軍基地の軍用地主だった 資産公開“正直者”の国会議員たち

政治週刊新潮 2017年1月19日号掲載

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 今月4日に公開された、昨年7月の参院選に当選した121議員の「資産等報告書」。抜け道を使って資産を低く見せかける議員は多いが、「正直者」のセンセイたちを紹介しよう。

 資産総額9899万円で、121議員中3位につけた1回生は、元SPEEDの今井絵理子議員(33)。目を引くのは彼女の所有不動産だ。

 資産報告には、〈那覇市字当間溝江原〉に337平方メートル、〈沖縄市字嘉良川〉に815平方メートルとある。実は、前者は自衛隊の那覇基地、後者は米軍・嘉手納基地の土地であり、彼女は歴(れっき)とした「軍用地主」ということになる。

 事務所の解説によれば、

「今井がSPEED時代に得た金は父親が管理しており、ご指摘の土地は資産運用の一環で購入しています。沖縄では一般的な運用方法ですが、確かに、出馬する前には“土地を親名義に変えたほうがいい”という声もありました。ただ、今井本人は、“軍用地を持っていることはイメージが悪いかもしれません。でも、12歳から芸能活動を頑張った結果ですし、やましいことはないので真実を隠さず公表したい”と判断したようです」

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「沖縄出身の政治家として基地問題に取り組むなかで、基地の土地収入を得ていることは当然、批判材料になる。正直と言えば正直ですが、そこまで考慮していたのか疑問です」

 と首を傾げるが、とはいえ、ヘタに隠し立てしないだけ潔いとも言える。

■“弱者の味方”

福島瑞穂副党首

 その点は社民党の福島瑞穂副党首(61)も同じだ。先の参院選では、議員の椅子にしがみつきたいという「正直」過ぎる態度を貫き、党首を押しのけて当選した福島氏だが、資産公開でも「正直」な姿勢はブレない。

 2009年に消費者・少子化担当相として資産公開した際には、弱者の味方を標榜する身でありながら、約1億2000万円の預貯金を公表した。今回は定期預金が1億円以上減ったものの、所有不動産に「新宿区内藤町」のマンションが追加されている。地元の不動産業者に言わせると、

「新宿御苑にほど近い好立地で、近隣でも指折りの人気物件です。売りに出れば8000万〜9000万円の値がつきます」

 というから辻褄は合う。

 ちなみに、2位以下に10倍以上の差をつけ、資産総額でトップに立った自民党の元榮太一郎議員(41)。法律相談サイト「弁護士ドットコム」の創業者として知られる元榮氏の資産は14億円を超えるが、ご本人は、

「政治家として弁護士として、法律を順守して参りたいと考えております」

 と涼しい顔だ。

特集「『福島瑞穂』と『今井絵理子』は正直者!『三原じゅん子』が資産0円で通る子供騙しの『国会議員』資産公開」
より