西内まりや、ドン底「月9」ヒロインに 急ごしらえのキャスト陣

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 1月23日よりスタートするフジテレビ系“月9”ドラマ「突然ですが、明日結婚します」の制作発表が8日に行われたのだが――。

「主演の西内まりやは、“今月から海外留学する予定を蹴った”と言い、バンドマンで役者は初めてながらヒロインの相手役となった山村隆太も“11月末に突然の話だった”、沢村一樹に至っては“暮れに話が来て、さっきクランクイン”と言い出す始末。いかにキャスティングが決まらなかったかを露呈する会見になっていました」(社会部記者)

 その昔、月9ドラマと言えば、W浅野をはじめとするトレンディドラマ、93年の「ひとつ屋根の下」はフジの連ドラ史上最高視聴率の37・8%を記録するなど、看板枠だった。しかし、昨年春の「ラヴソング」では福山雅治を起用したものの平均視聴率は8・4%と低迷、前作「カインとアベル」では全ての回で視聴率が一桁となる史上最悪の状態に陥っている。

「一時は月9枠をバラエティに替える、という話まで挙がったそうですが、やはり伝統の枠は譲れないとドラマ続行が決まったそうです。昨年末のレコ大で優秀作品賞を受賞した西内は、今や歌手としてのイメージが強いものの、人気はある。彼女を主演に押し込めたことで、それが視聴率に反映されればいいのですが、残念ながら、周りを固める役者が薄いのが、フジの現状を表しています」(同)

 伝統の枠の主役級に演技は初めての山村を入れたほどである。突然ですが、来週打ち切りなんてことも。

週刊新潮 2017年1月19日号掲載

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