“申酉騒ぐ”―― 超円安なら実質給与低下、円高なら日経平均急降下

ビジネス週刊新潮 2017年1月12日号掲載

〈日はまた昇る 日経平均は「4万円」!〉〈8月に2万5000円超え「上げ相場に備えよ」〉――年末年始の週刊誌には、威勢の良い今年の株価予想が並んだ。冷静なはずの新聞各紙でさえ、「2万円台」を予測する社もある。しかし世の中そんなに甘くない。今年も日本経済には、落とし穴がそこかしこにいっぱいなのだ。

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 楽観論の背景には、トランプ当選以降の急激な円安、株高基調がある。11月の頭まで1ドル105円前後、1万6000〜7000円台だった株価は、選挙後それぞれ117円、1万9000円台にまで“回復”した。

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