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大塚家具・久美子社長、現金と預金が90億円減の異常事態
〈寵愛昂じて尼になす〉とは、可愛がるのも度が過ぎると本人のためにならないことの喩え。翻って、溺愛した娘が、父親に「仇をなす」存在となったのは大塚家具のお家騒動である。経営権を巡る親子ゲンカの軍配は「かぐや姫」に上がったものの、会社はわずか1年半で営業赤字に転落。直近の「貸借対照表」からは更なる苦境も窺えるのだ。
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骨肉の争いを制した大塚久美子社長(48)だが、このところ、その表情は冴えない。無理もなかろう。
何しろ、2016年12月期の最終赤字は43億円まで膨らむ見込み。...
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エルメスがライバル視する創業500年の日本企業とは
エルメスのライバルは強いて挙げるならば虎屋だ――
これは、エルメスのフランス本社副社長を長年務めた齋藤峰明さん(64歳)の言葉だ。とある雑誌のインタビューで「ライバル会社は?」と聞かれて、真面目に答えたら、そうなった。
質問をした方は、「ルイ・ヴィトン」あたりを予想したのかもしれないが、エルメスの本質は「ルイ・ヴィトン」のような、国際的にさまざまな会社を買収しながらコングロマリットを目指す姿勢にはない。500年続いた「虎屋」のような「老舗」たる姿勢にこそ、目標はあるという――。...
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