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「JR北海道」赤字批判の裏で、高規格道路に巨額投資の「不条理」
■「赤字鉄道」と地域再生(1)
「赤字鉄道」は廃線にすべきか。それとも公的資金を投入してでも維持すべきか――。
JR北海道が先月、営業距離の約半分に当たる10路線13区間を「単独では維持困難な路線」と発表して以来、世論を二分する大激論が起きている。
ネット上での議論を見ている限り、どうやら「赤字なのだから、廃線もやむを得ない」と考える人が多数派のようだ。
しかし、そんな状況に強く異議を唱えるのは、『和の国富論』などの著作で知られる地域再生の専門家の藻谷浩介氏と、『鉄道復権』などの著作で知られる交通経済学者の宇都宮浄人・関西大学教授である。...
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「学力テストでトップ級」秋田県は、なぜダメなのか
■学力神話のウソ(1)
9月29日、文部科学省が2016年の「全国学力・学習状況調査」の結果を発表した。昨年まで9年連続でトップ級の成績を残してきた秋田県は、小学校の国語Aと算数A・Bで石川県にトップを譲ったものの、小中の全科目で5位以内をキープし、その高学力ぶりを見せつけた。
かつて最下位クラスの常連だった沖縄県が、2009年から始まった秋田県との教員交流をきっかけに、ついに今年、小学校の全てで全国平均を上回る好成績を出したこともあり、これからも全国の学校関係者による「秋田詣で」は続きそうだ。...
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