トランプがカジノに招いたバブル紳士、バカラ賭博での大勝負

国際週刊新潮 2016年11月24日号掲載

 姓がトランプだから、ではなかろうが、1980年代以降、不動産投資で巨万の富を築いたトランプ氏は、カジノ産業にも参入していた。であれば、バカラ賭博のハイローラー(高額な掛け金を注ぎ込む客)がいると聞いて、黙っているわけがない。件の人物が豪州のカジノで29億円を荒稼ぎしたと聞き、自分が経営するカジノに誘ったのである。

 それは日本人だった。山梨県の不動産業兼貸金業者、柏木昭男氏で、このバブル紳士と一戦を交えようと目論んだトランプ氏は、ついに1990年2月、柏木氏をアトランティックシティのカジノ「トランプ・プラザ」に招き入れたのだ。

...

記事全文を読む