トランプ勝利でも黙らない「マドンナ」「レディー・ガガ」

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歌姫の一人、レディー・ガガ

 さぞかし落ち込んでいるかと思ったら、さすがは歌姫。黙っていなかった。

 先ずは、言わずと知れたヒラリー氏の熱烈な支持者、マドンナとレディー・ガガの“活躍”を振り返ろう。

 在米ジャーナリストによれば、

「彼女たちのスタンスは、性差別や人種差別、同性愛への偏見などを許さないというもの。マドンナは2004年の大統領選から、レディー・ガガは前回の大統領選から民主党候補を応援してきました。今回は、差別主義的なトランプが相手だっただけに、今まで以上に熱が入り、ツイッターでヒラリー氏への投票を呼びかけたり、集会で歌ったりと、大騒ぎだった」

 が、あえなく敗北。すると、彼女たちは立ち上がった。先ず、マドンナがツイッターで、

「新たな炎が上がった。私たちは決して諦めたりしない。屈したりしない」

 と、宣戦布告すると、翌日にレディー・ガガがトランプタワーの前に立ち、

「愛は憎しみに勝つ」

 というスローガンが書かれたプラカードを掲げたのであった。

「その後も彼女たちは、SNSでトランプを批判したり、アンチトランプの人々を励ましたりしている。今、全米各地で数千人規模の抗議デモが巻き起こっていますが、その波及に一役買っているのが、彼女たちセレブなんです。何せマドンナのツイッターのフォロワーが約135万人なら、レディー・ガガは約6440万人ですからね」

 本業の歌の方は大丈夫なのだろうか。

特集「差別と憎悪の渦から生まれた『トランプ大統領』25の疑問」より

週刊新潮 2016年11月24日号掲載

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