カルロス・ゴーン、“人間の盾”を駆使の企業統治術 日産傘下の三菱自動車

企業・業界週刊新潮 2016年11月10日神帰月増大号掲載

 自動車業界で今や「ビッグ3」は日本のトヨタ、独フォルクスワーゲン、米GMだ。世界販売台数1000万台前後で鎬(しのぎ)を削るこの一角に食い込みたいのが、仏ルノー・日産連合を率いるカルロス・ゴーン(62)。彼が駆使する“人間の盾”による企業統治術とは――。

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 満面の笑みを浮かべたゴーン日産社長が会見に臨んだのは10月20日。傍らには、時折浮かぬ顔を覗かせる三菱自動車の益子修会長兼社長(67)の姿があった。

「この日ゴーン氏は、燃費データ偽装問題で経営危機に陥った三菱自動車に日産が2373億円を出資、同社を正式に傘下に収めたと意気揚々と発表しました。

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