ダブル不倫の日教組委員長、過去には1000万円の使途不明金 組合費で豪遊の幹部たち

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 日本教職員組合(日教組)のトップである岡本泰良(やすなが)委員長(56)が、池袋のホテルで共に過ごしたお相手は、2人の子を持つ44歳の既婚女性・小谷彩花さん(仮名)だった。岡本氏は大分県宇佐市に妻子を残して単身赴任の身なので、ダブル不倫ということになる。

 2年前まで赤坂の会員制クラブでホステス兼歌手として働いていたという彩花さん。このクラブのママは、

「日教組の方は、前の前の委員長のときから来るようになって、最初は請求書に“日本教職員なんとか”と書くのが面倒だったのを覚えています」

 と、日教組幹部の“公費”でのクラブ通いを証言し、

「岡本さんは、彩花が辞める前は月に2回くらい来てくれたかしら。委員長になってからは2カ月に1回かな。使ってくれるのは多くて月に100万円程度でしたけど、うちより高い3階の店のほうをよく使っていましたよ」

 と明かすのだ。

岡本泰良委員長(56)と44歳の既婚女性・小谷彩花さん(仮名)

■使途不明金が問題に

 1軒の店に月額100万円の飲み代とは途方もないが、さる日教組関係者によれば、そんなのは序の口だそうだ。

「岡本さんに限らず、日教組の執行委員はクラブやキャバクラに入り浸っています。岡本さんの典型的な飲み方は、たとえば赤坂の歌声クラブに10人くらいで行って、飲んで歌って騒いだあと、同じビル3階の女性がいるクラブに数人で行き、最後は腹心だけで銀座の煌(きら)びやかなクラブに行く、というパターン。ひと晩で数十万円になりますね」

 むろん、こうした金の使い方は、かねてから執行部でも問題になっていて、

「去年2月、執行部幹部と大きな単組の代表で構成される人事委員会で、1000万円ほどの使途不明金が問題になりました。当時の加藤良輔委員長から厳しく問い詰められた岡本さんは、飲み食いに使ったことを否定し、“俺の支払いは大分県教組がもっている”と言い逃れて、結局、うやむやになってしまった」(同)

 だが、大分県教組がもっているにせよ、現場の先生の給料から天引きされる組合費が、“おねえちゃん”とのどんちゃん騒ぎに消えていることに変わりはない。元神奈川県教組委員長で参議院議員も務めた小林正氏によれば、

「日教組の組合員は本部のほか、都道府県支部、市町村支部、さらに枝分かれした分会と、4カ所への支払いがあるので、都道府県にもよりますが、月額5000円から1万円と大きな負担を強いられています」

■岡本委員長の経歴

 全国の先生たちの、いわば虎の子の金を、夜な夜な“社会勉強”に費やす岡本委員長の出自だが、宮崎大学を卒業後、全国有数の日教組の牙城である大分県内で、13年にわたって小学校の教諭を務めている。

「私が大分県教組で、岡本さんをオルグしたんです」

 と話す宇佐市の連合関係者によれば、

「彼は宮崎大教育学部幼稚園学科出身で、2次募集で辛うじて拾われたということで、かなりの学歴コンプレックスがありました。ただ、小学校教師としては授業が独創的で、文部省の方針と違うので校長とはしばしば衝突したようです」

 大分県教組で副委員長などを務め、99年に連合大分の副事務局長に。大分県教組の元幹部が述懐する。

「岡本さんが連合に行くきっかけを作ったのは私です。理想論を掲げても組合員が動かないなか、彼は現実的な方法論をとった。労働条件の改善をうたって支持を取りつけるのが上手くてね。連合に行ってからはすっかり運動家になって、“水が合ってたんだな”という声が聞こえてきました」

 08年、連合大分事務局長から日教組書記長に抜擢される。先の小林氏は、

「日教組は各都道府県教組に競わせて組合費を集めさせ、その納入額次第で、中央委員のメンバーや大会代議員を割り当てていく」

 であるならば、岡本氏が書記長になれたのも組合費のおかげか。

■使い放題の金、年収は1000万円

 そして委員長になるまで8年、書記長を務めたが、『日教組』(新潮新書)の著書がある教育評論家の森口朗(あきら)氏が言う。

「日教組の本部で実質的に力を持っているのは書記長です。人事案や年間予算案の原案を作成するため、人事と金の権限を握っている。ほかの労組では年間予算のなかに機密費を計上するのは一般的で、そこから政治家や役人への工作に使う金が工面されますが、日教組も同様でしょう。そのうえ日教組は内部監査なので、書記長は自分の息がかかった人物が監査に就けば、金は使い放題になります」

 そんなに自由になる金があるのか。執行部のさる現役幹部に尋ねると、

「そんなこと、たとえ知ってたとしても、ここでは言わんわな、言わんわな」

 と慌てた様子。小林氏が補足するのは、

「日教組は委員長、書記長などの三役クラスでも、人事院勧告で決められた教員給与と手当に準拠するので、年収は1000万円くらい。しかし、三役には政治家の政務活動費のような“行動費”が500万円ほど当てられます」

■怪文書騒動

 ちなみに岡本委員長、書記長になった当初も、

「岡本さんと日教組の内部の女性との“関係”について、怪文書が全国の支部にファックスで撒かれたことがあったのです」

 と先の日教組関係者。火のないところになんとやら、かどうかはともかく、下々からの収奪で暮らす優雅な労働貴族ぶりは、ご立派と言うほかない。それでも昔にはかなわないとみえ、政治評論家の屋山太郎氏はこんなふうに回想するのだ。

「もう30年以上前になりますが、私がスイスのジュネーブで特派員をしていたとき、年に1、2回、国労の富塚三男書記長や日教組の槙枝元文委員長らが、ILO(国際労働機関)本部までいろいろ訴えに来たんです。そのとき飛行機はファーストクラスと相場が決まっていました。あのころの官公労には資金が潤沢にあったからね。富塚さんなんかジュネーブに半月ほど滞在するだけなのに、1000万円もの予算をつけていた。彼らは銀座での飲み方もすごくて、富塚さんはサラリーマンが“山崎”を入れる感覚で、あのころ25万円くらいしたロマネコンティを1晩で2、3本空けてたし、日教組の連中も似たようなものでしたよ」

特集「『銀座・赤坂』で豪遊を続ける日本一の『労働貴族』 色と欲『日教組委員長』のお好きな『池袋ラブホテル』」より

週刊新潮 2016年10月20日号掲載